反イスラエル活動家、米国旗燃やす メットガラ会場に迫る

 

反イスラエル活動家、米国旗燃やす
メットガラ会場に迫る


大きな黒い文字で「ガザ」と書かれた落書きされたセントラルパークの第一次世界大戦記念像/ニューヨーク市警副本部長カズ・ドートリーの公式X(@NYPDDaughtry)=5月7日

 

反イスラエル活動家のグループが6日、セントラルパーク内の第一次大戦記念碑に落書きをした上、その前で米国の国旗を燃やした。 

この日はパレスチナ支持団体「Within Our Lifetime」が抗議行動を呼びかけ、ハンターカレッジに約1000人が集結。メットガラ実施中のメトロポリタン美術館(MET)を目指して5番街を北上した。途中、東67丁目付近にある記念碑の礎石に「ガザ」などと黒く書いた上、兵士像にパレスチナ国旗のステッカーを貼り付けた。さらに礎石の前に米国の国旗を置いて、ライターで火をつけた。 

付近に警官はおらず、辺りは一時、無秩序状態に陥った。デモ隊はさらに北上を試みたが、東79丁目で警官隊に阻まれた。パレスチナの伝統的スカーフで白黒の織物「ケフィエ」で顔を覆った参加者は「私たちはやめない、休まない」などとシュプレヒコールを繰り返し、その後、警官隊ともみ合いになって、20数名が逮捕されている。 

6日はヨム・ハショア(ホロコースト記念日)でもあり、リバーサイドパークにはイスラエル支持者約1000人が集まった。その中の1人、コロンビア大2年生のイライシャ・ベーカーさんは「ホロコーストを決して忘れない。決して再び起こさない」と発言。「大学構内で反ユダヤ活動を目撃する。今こそあの悲劇を繰り返さないよう、全力を尽くしたい」と強い思い入れを語った。(6日、ニューヨークポスト

 

東67丁目付近にある記念碑の礎石/ニューヨーク市警副本部長カズ・ドートリーの公式X(@NYPDDaughtry)=5月7日

→ニューヨークの最新ニュース一覧はこちら←

タグ :