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共同通信
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福岡空港で10日、離陸前の日航機が管制官の許可なく滑走路手前の停止線を越えていたことが13日、国土交通省への取材で分かった。影響で滑走路上の別の航空機が離陸を中止して欠航した。国交省が原因を調査している。けが人はなかった。
国交省によると、10日午後0時20分ごろ、福岡発羽田行き日航312便ボーイング787が停止線を越えた。滑走路では松山行きのジェイエア機が離陸に向けて走行中で、管制官は両機に停止を指示した。日航機は予定より遅れて出発。ジェイエア機は欠航となった。
国交省は両機に十分な距離があったことなどから、事故につながりかねない重大インシデントには当たらないとしている。