活動を通して学ぶ金曜英語
ニューヨーク育英学園全日制部門小学部
ニューヨーク育英学園全日制部門小学部(ニュージャージー州イングルウッド・クリフス、学園長 岡本 徹)は、毎週金曜日に「一日集中英語の日」を実施している。現地校さながらに、朝の会から下校まで、英語科教師が各クラスの担任となり、丸一日(6コマ)英語を使って様々なことを学ぶ日だ。
午前中は、レベル別で、語学スキルの強化と社会・理科などの教科の学習。午後は、学年ごとに、Art、STEAM (Science, Technology, Engineering, Arts, & Math)、P.E. & Healthの3分野に分かれ、週替わりで学齢に合った内容の活動型プログラムを行っている。特に、STEAMの時間には、子ども達が考えたり、創造したり、問題を解決したりするスキルを意識した活動を行っている。
今年度最初の低学年のSTEAMの授業では、花の一生について学んだ。種から始まって実を結ぶまでの花のライフサイクルを、先生の指示を聞きながら、順に画用紙に描いていった。さらに、「花はどうやって咲くの?」という疑問を持ち、花が開花するために必要な条件を考え、紙で花びらを作り、水に浮かべて花が咲く実験をした。また、高学年の授業では、「ジェットコースターはなぜ速いの?」という疑問に答えるために、紙でジェットコースターのレールを制作し、高さを変えながらビー玉を転がして、高さと動力の関係について考察した。子どもたちの知的好奇心は無限大だ。英語によるHands-onActivityを通じて、一人ひとりが実際に手や体を動かしながら課題に取り組んでいる。
全日制は日本語を重視しているように思われがちであるが、NJ全日制小学部では週に10時間(月~木は毎日1時間、金のみ1日)の英語教育を導入しているとともに、本学園の児童と実態に沿った独自プログラム「NY育英クロスメソッド」を取り入れている。導入して14年目となるクロスメソッドとともに、小学部のメソッドへスムーズに移行できるよう、幼児部においてもバイリンガルの時間を設けている。高いレベルを誇る本学園の英語教育をぜひ体験してほしい。
(記事、写真提供:ニューヨーク育英学園全日制部門小学部)