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共同通信
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【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は16日、ロシアが2022年2月に核を搭載した対人工衛星兵器の研究用衛星を打ち上げていたと報じた。この衛星には核を搭載していないが、実際に兵器が配備されて宇宙で使われれば、地球を周回する多数の衛星を破壊できるという。米当局者の話としている。
米国は4月、宇宙空間に核兵器や大量破壊兵器を配備しないよう各国に求める決議案を日本と共に国連安全保障理事会に提出した。ロシアが拒否権を行使し、決議案は否決された。中国は棄権した。
ロシアは22年2月に打ち上げた衛星「コスモス2553」について、科学研究用と説明。