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共同通信
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【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は20日、5年間の任期満了を迎えた。戒厳令下で選挙は禁じられており、職務を継続する。ウクライナはロシアが権力保持の妥当性を失わせようと情報戦を仕掛けていると警戒。長引く紛争に国内では不満も募っている。
ウクライナ政府の偽情報防止センターによると、SNSで最近「ゼレンスキー氏は任期が切れても選挙をしない独裁者だ」との主張が拡散している。コバレンコ所長は「毎週1万件以上の偽情報を検知している」と話す。
センターはロシア側がウクライナ元政権幹部の名前で情報発信しているとみており、コバレンコ氏は「語り口が非常に巧みだ」と指摘した。偽情報を流すアカウントを凍結したり、閲覧できなくしたりする仕組みを作ったが、次々に新たなアカウントができるという。
ウクライナでは侵攻を受けて出された戒厳令が続いている。平時であれば大統領選が今年3月に予定されていたが、戒厳令下の選挙実施は法律上禁止。ゼレンスキー氏の職務継続の根拠となっている。