ジャパンパレード参加
~世界に向け日本文化の発信~
ニュージャージー日本人学校
ニュージャージー日本人学校(櫻井幹也校長)は、5月11日、NYセントラルパークウェストで開催されたジャパンパレードに参加した。ジャパンデーに開催されるこのパレードは今年で3回目を迎える。約100の団体がアニメ等のポップカルチャーから伝統芸能の祭りまで幅広く日本文化を紹介しながら行進し、ニュージャージー日本人学校は昨年に続き2度目の参加となった。
子供たちは今年、神奈川県にある寒川神社の子供神輿を担がせていただいた。祭りには欠かせない神輿であるが、本物をじかに見るのはほとんどの子供たちにとって初めての経験である。しかもパレードスタート前には、神社関係者による神聖なお祓いも執り行われ、NYにいながら日本古来の儀式を目にすることもできた。子供たちが“ワッショイ!ワッショイ!”の掛け声とともに神輿を担ぐ姿には、沿道に詰めかけた大勢のNY市民から暖かい声援とともに大きな拍手も送られていた。
またパレード中は神輿担ぎに加え、1週間後の運動会で発表する“NJソーラン”の振り付けも紹介した。鳴子を鳴らし音楽に合わせ、“ドッコイショ!ドッコイショ!”を口ずさみながら沿道を練り歩いた。メインであるレッドカーペットでは、全員でその一部を披露し、その迫力と息の合った演技に観客からは再び盛大な拍手と賞賛の声が上がっていた。アメリカにも馴染みのある“サクラ”をイメージしたピンク色のオリジナルTシャツも日米友好のアピールにつながった。
今回のパレードは、様々な人種が集う多様性溢れたNYで子供たちが自分たちの力で日本文化を世界に向け発信することができたと同時に、彼らにとって日本人としてのアイデンティを再認識する貴重な機会ともなった。
(記事、写真提供:ニュージャージー日本人学校)