早食い元チャンピオン、引退宣言
小林さん、胃腸や脳への悪影響を懸念

ニューヨークの夏の風物詩、ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権。この早食い選手権で優勝6回を誇る「コービー」こと小林尊さんが引退を表明した。理由として健康への懸念を挙げている。21日、NBCニュースが伝えた。
独立記念日にコニーアイランドで実施されるこの選手権で小林さんが最初にチャンピオンになったのは2001年のこと。ソーセージとパンを分離。ソーセージを丸呑みし、パンを水に浸したあと口に詰め込む奇策に誰もが度肝を抜かれた。それから6年連続優勝。通算1万本のホットドッグを早食いした計算になるという。
小林さんはピザやハンバーガーの早食い競争にも参加。早食い競争の世界で不動の地位と名声を築いた。ところが、「こうしたキャリアが私の体にどのようなダメージを与えるか知りたい」と小林さんはネットフリックスの番組「Hack Your Health-The Secrets of Your Gut」の中で発言。「脳、神経にどのような悪影響を及ぼすのか知りたい」と続けた。
そして「早食い競争から引退することを決めた」と宣言。「過去20年続けてきたことだけに、複雑な心境。次のステップを考えると不安もあるが、どんな将来が待ち受けているか、楽しみでもある」と正直な気持ちを告白した。そして、「しかし何よりも、私の脳や胃腸を正常に戻したい」と結んだ。
小林さんは過去のような空腹感を感じず、食欲不振や嗅覚障害にも悩まされているという。脳に存在する満腹中枢が機能せず、食欲を抑える指令に従うことができなくなっているのではないかという疑いも持っている。
小林さんの目標は健康と長生き。長年、ホットドッグに慣れ親しんできたことを活かし、日本の食材を使ったよりヘルシーなレシピを開発したいと考えていることも明かしている。

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