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共同通信
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【ワシントン共同】米大統領選で共和党の候補指名を確実にしたトランプ前大統領(77)が、副大統領候補の選考を進めている。大統領候補の弱点を補う副大統領候補は勝敗を左右する要素の一つ。余計な失点を避けようと、絶対条件の忠誠に加え、政治経験を重視しているとの見方がある。
トランプ氏は再選を目指すバイデン大統領(81)と同じく高齢。職務遂行が不能になった場合に後継となる副大統領が誰になるのか関心は高い。
ニューヨーク・タイムズ紙電子版は24日、トランプ氏が候補に党の若手ホープで保守強硬派のコットン上院議員(47)を検討していると報じた。コットン氏は元軍人で、トランプ前政権で国防長官候補に名前が挙がったこともある。同紙は「リスクが比較的少ない伴走者を選びたいとの意向の表れ」と指摘した。
中西部ノースダコタ州のバーガム知事(67)、ヒスパニック(中南米系)のルビオ上院議員(52)、白人で労働者階級の悲哀を描いた自伝で知られるバンス上院議員(39)も有力候補とされる。