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共同通信
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2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は30日、会場で3月に起きた爆発の原因となったメタンガスが、事故現場とは別の工区でも低濃度検出されたと発表した。爆発しうる濃度の下限を大きく下回っており、法令上、工事の中止は必要ないと説明。追加の安全対策をまとめる方針で、協会幹部は「工期には影響しない」としている。
万博協会は事故直後、他の工区でのガス発生に関し、埋め立て材料の違いから「リスクはない」と説明していた。藁田博行整備局長は記者団に「土地を所有する大阪市からリスクの引き継ぎがなかった」と釈明した。
メタンガスが検出されたのは「パビリオンワールド工区」の一部。