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共同通信
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1968年に西日本一帯で起きた食品公害「カネミ油症」を巡り、長崎県は30日、原因となった米ぬか油を摂取したものの、被害を認定されていない県民を対象とした健康実態調査の結果を発表した。回答者の9割近くが現在も関節痛といった自覚症状を訴え、県は被害者認定基準の見直しに向けた研究などを国に求める方針。
厚生労働省によると、全国の認定患者は昨年末で2372人。長崎県は五島市などで米ぬか油が多く流通した経緯があり、今年3月時点の認定患者は999人。福岡県とともに患者数が圧倒的に多い。認定基準が厳しいとの指摘もあり、未認定者の救済が課題となっている。
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