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地下鉄をシェルターとして利用している重篤な精神病患者を支援する人たちがいる。ニューヨーク市・州でつくる「地下鉄共同対応アウトリーチ・チーム」(SCOUT)。ニューヨーク州都市交通局(MTA)の警備担当者と精神衛生の専門家がチームを編成し、日々職務に邁進している。
昨秋、このプログラムが始まって以来、チームは100人以上の支援に当たった。うち、77人がシェルターへ向かった。さらに、20人は治療のために自主的に病院へ通院、16人は精神鑑定のため病院に強制送還された。MTAのジェレミー・ファイジェルソン特別顧問は「このプログラムの目的は、問題を抱えた人々を地下鉄から連れ出し、彼らにとって最も適切なケアを提供するだ」と強調する。
NY1は、チームの仕事ぶりに同行したところ、電車のホームを何時間もかけて上り下りを繰り返していた。サウスフェリー駅で2人を説得し、支援サービスの受け入れに同意を得た。さらに、シェルターに連れて行くために約1時間を要した後、フルトン・ストリートに移動した。チームは、自分自身のみならず他人に危害を与えるような患者を探しており、自らや周囲に危害を加えるようなケースが生じれば、排除するという。
(28日、NY1)
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