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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は5月31日、北朝鮮による27日の偵察衛星発射について協議する緊急公開会合を開いた。北朝鮮は「宇宙利用の権利がある」と発射を正当化した。会合開催を要請した日本や米国、韓国などは「安保理決議違反だ」と非難。中国とロシアは米国が朝鮮半島の緊張を高めていると批判し応酬となった。
安保理では2018年以降、ロシアと中国が北朝鮮を擁護する姿勢を強めミサイルや衛星発射に一致した対応を取れていない。今回も日米韓と中ロの対立が浮き彫りになった。
会合で北朝鮮の金星国連大使は、安保理は北朝鮮だけを問題視する「時代錯誤で恥ずべき慣行を繰り返している」と主張した。