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共同通信
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JR九州高速船は31日、博多港(福岡市)と韓国・釜山を1日1往復する高速船「クイーンビートル」が30日の航行中に船体内に海水が入り、緊急点検を実施したと発表した。乗客乗員計約340人にけがはなかった。修理のため6月28日まで全便を運休にする。
同社によると、5月30日午後0時5分ごろ、釜山に向け航行中に、船体内に海水が入っているとの警報が出た。船体の溶接部が約110センチにわたって裂けているのを確認した。船は釜山に入港後、乗客を乗せず福岡に戻った。
クイーンビートルは三つの船体から成る「トリマラン」(3胴船)構造。釜山と福岡を約3時間40分で結び、定員は約500人。