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共同通信
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【シンガポール共同】オースティン米国防長官は1日午前、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で演説し、米国を含むインド太平洋の国々は「主権や国際法を尊重している」と述べ、台湾や南シナ海で強圧的な動きを強める中国をけん制した。
国防総省によると2021年の長官就任後、オースティン氏のインド太平洋訪問は10回目。バイデン政権は同盟国、友好国との関係強化に尽力しており、日本やフィリピン、韓国、オーストラリアとの防衛協力の進展を図りたい考え。
オースティン氏は演説で、南シナ海での中国によるフィリピン船への妨害行為を念頭に「フィリピンが直面する嫌がらせ行為は危険だ」と批判した。