三笠宮妃百合子さま101歳に

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共同通信
三笠宮妃百合子さま

 三笠宮妃百合子さまは4日、101歳の誕生日を迎えられた。現在の皇室で最高齢で、明治以降の皇族として最長寿となった。誤嚥性肺炎などで3月から聖路加国際病院(東京都中央区)に入院し、療養を続けている。

 百合子さまは3月3日に入院し、一時、集中治療室(ICU)に入った。心不全や脳梗塞の症状もみられたが落ち着き、現在は一般病室に移っている。誤嚥予防のリハビリなどを続ける。宮内庁の黒田武一郎次長は今月3日の記者会見で「極めて高齢であることから、引き続き注意深く対応している」と述べた。

 宮内庁によると、百合子さまは今年の元日に皇居・宮殿で催された新年祝賀の儀に参列し、新年のあいさつで上皇ご夫妻の住まいの仙洞御所を訪れて以降、公の場に姿を見せていない。

 百合子さまは1941年、昭和天皇の弟の三笠宮と結婚した。これまでの最長寿は、2016年に100歳で亡くなった三笠宮だった。