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共同通信
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【マニラ共同】フィリピン軍が3月と5月に南シナ海の拠点で体調が悪くなった兵士計4人を治療するため搬送した際、中国に妨害を受けていたことが5日、複数のフィリピン関係者の話で分かった。搬送は完了できたというが、南シナ海のアユンギン礁(英語名セカンド・トーマス礁)にあるフィリピン軍拠点を巡る中国との対立は激化している。
軍高官によると、最初の医療搬送は3月21日。ブラウナー軍参謀総長は今月4日の記者会見で「体調を崩した兵士1人の搬送を試みたが、初日は中国側に阻止された」と説明。「2日目に沿岸警備隊の協力で兵士を救援できた」と述べた。
2回目は兵士3人を5月19日に搬送した。