12歳少年、15歳のいとこを射殺 ブルックリンの市営住宅で

 

12歳少年、15歳のいとこを射殺
ブルックリンの市営住宅で
 

子どもの銃による死亡率は全米で増加している(photo by Unsplush)

 

ブルックリン・クラウンハイツで2日、12歳の少年が15歳のいとこを射殺する事件が起きた。ニューヨーク・タイムズ3日、報じた。少年は同区オズボーンストリートにある市営住宅群「ハワードハウスィズ」のビル5階に父親と2人で暮らすジャサイさんを訪問。同日午前1025分ごろ、銃撃に関する通報を受けた市警(NYPD)の警官が駆けつけると、胸を撃たれ、意識がなく無反応のジャサイさんが居間にいた。ブルックデール大学病院・アンド・メディカルセンターに運ばれたが、死亡が確認された。

家族の話によると、少年たちが銃で遊んでいるときに暴発したという。銃の入手先は、不明だ。12歳の少年は未成年のため氏名は公表されていない。第2級過失致死罪、刑事上の過失による殺人罪、第4級凶器所持の罪で起訴された。少年の年齢から、同事件は市家庭裁判所で扱われている。同市法務局によると、少年は拘留の申請が却下された後、3日に母親のもとに釈放された。

NYPDは、過去数週間に10代の若者が他の若者に殺される事件が多発していることに警鐘を鳴らしている。米国の子供や10代の若者の死因の第一位が銃による暴力であるといい、昨年「Pediatrics」誌が発表した分析によると、201121年までに、18歳未満の子どもの銃による死亡率は全米で87%増加していた。

 

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