Published by
共同通信
共同通信
能登半島地震で被災し休館していた石川県能登町の天文施設「石川県柳田星の観察館『満天星』」が8日、営業を再開した。破損した一部の施設では復旧が間に合わなかったが、開館日や時間は地震前と変えずに営業する。
同館によると、地震で大型天体望遠鏡や天文台が破損。上水道の断水が解消し、館内を整備して再開にこぎ着けた。天文台で夜に開いていた天体観望会は当面、小型の望遠鏡を使い屋外で開く。学芸員の宇佐美拓也さん(37)は「万全の状態ではないが再開できてうれしい。皆さんと一緒に星空を楽しみたい」と語った。
能登地方で先月観測されたオーロラのような現象の写真などを展示。プラネタリウムも上映する。