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共同通信
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【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)で軍縮・不拡散を担当するバディ上級部長は7日、核戦力を増強するロシアや中国、北朝鮮への抑止策として「数年以内に米国が配備する戦略核兵器を増やす局面が来るかもしれない」と述べた。ワシントンで開かれたシンクタンク「軍備管理協会」の会議で語った。
バディ氏は、中ロ朝にイランを加えた4カ国が互いに協力し、米国や同盟国への脅威を高めていると強調。敵対国が核兵器への依存を強めれば「安定した抑止のための態勢と能力を整えるしかない」と語った。
「大統領が戦略核の配備拡大を決断した場合に備える必要がある」とし、核兵器の近代化を進めていると述べた。