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共同通信
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【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州のホークル知事は8日までに、市民に対する経済的打撃への懸念から、ニューヨーク市マンハッタン中心部に乗り入れる車への「渋滞税」の導入を見送ると表明した。慢性的な渋滞の解消と温室効果ガス排出量削減を目的に30日に導入予定だった。現地では歓迎と反発の声が上がっている。
「労働者、中間所得者層の家計を破綻させかねない」。ホークル氏は5日の演説で、インフレの影響を受け、新型コロナウイルス禍からの復興の途上にもある経済を減速させないため、渋滞税の実施主体である都市圏交通公社(MTA)に導入停止を指示したと明らかにした。