笑顔と感動あふれる運動会
ニュージャージー日本人学校
ニュージャージー日本人学校(櫻井幹也校長)では5月18日、さわやかな五月晴れの下、第32回運動会が行われた。最初の種目“大縄跳び”は、1年生から9年生までが同じ縄を跳ぶNJ校ならで種目である。練習段階から中等部生徒が初等部児童をしっかりサポートをしてきたため、本番でも小さな子供たちは自信をもって競技に参加することができた。
また紅白の団結力が問われる“応援合戦”では、伝統的なエール交換に加え、両組からはユーモラスな演技も披露され、観客を笑顔にしていた。そして、全校で表現した“NJソーラン”。今年は、ダンス発表をこの種目のみに絞り、演技や展開方法に工夫を加えることで質の向上を目指した。統一感の取れた演技には大きな拍手が送られ、終了後には“アンコール!アンコール!”の声援も。結果、続けて2回目の演技も披露することができた。
最後の“全員リレー”も最終ランナーまで手に汗握る接戦となり、ゴールは感動の瞬間となった。他にも、全校児童生徒対保護者による“綱引き”、保護者・教員混合チームによるリレーは、何事も全力で取り組む大人達の姿に子供たちは大きな声援を送り、より一層盛り上がりを見せ、NJファミリー全員が活躍した運動会だった。
一方、天候や盗難等の対策として会場準備は毎年当日朝、教員のみで行っていたが、今回は2名の企業ボランティアのご協力をいただくことができた。早朝からテント設営、機材搬出、グランド整備等普段から同じ職場で働く同僚のように積極的・献身的に作業をして下さった。この経験は、今後NJ校が地域コミュニティともつながるきっかけともなった。(記事、写真提供:ニュージャージー日本人学校)
ボランティアに参加して
先生方と一丸となり、児童・生徒さん達に頑張ってもらいたい気持ち一心で準備に取り組み、とても有意義な時間を過ごすことができました。子どもは社会の宝物、その宝物を磨く場所が教育現場だと思います。これをきっかけに当行と日本人学校・補習授業校との触れ合いの場がより一層増える事を期待しております。(三菱UFJ銀行 沼田玲子)
社内のボランティア募集を見て、自分の住んでいる地域の日本人コミュニティがどういったものなのか、また将来自分の子供が行く可能性もある日本人学校について知りたいと思い、参加させて頂きました。何より先生方と知り合い、会話できたことが貴重な経験でした。皆さん休日の早朝にも関わらず明るく積極的に準備に取り掛かっている姿を拝見して、働いている分野は違えども自分も見習わなければいけないなと思いました。(三井住友銀行 相良啓太)