米国が文言調整後も交渉停滞

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共同通信
がれきの中、子どもを連れて歩く男性=27日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニス(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラム組織ハマスの幹部ハムダン氏は29日、レバノンの首都ベイルートで記者会見し、米国が文言調整して再提示したとされるパレスチナ自治区ガザの停戦案を巡り「恒久停戦やイスラエル軍撤収が明確に保証されなければ合意できない」と従来の立場を強調した。イスラエルメディアによると、文言調整後も交渉は停滞している。

 米ニュースサイト、アクシオスは28日、バイデン政権が5月末に示した停戦案に盛り込まれた「恒久的な敵対行為の停止」に関連して文言を調整したと報じた。ハムダン氏は同意を迫る米国に対し「交渉難航の責任をハマスに押し付けている」と反発した。