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共同通信
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【ワシントン共同】米最高裁は27日、人工妊娠中絶を原則禁止する西部アイダホ州の州法を巡る訴訟で、緊急の場合には妊婦の中絶手術を認めるべきだとの判断を示した。女性が選択する権利を擁護するバイデン政権が州法の差し止めを求めて提訴していた。
訴訟を巡っては、最高裁が26日にホームページに判決とみられる文書を一時的に誤って掲載。米ブルームバーグ通信がこれを基に判決見通しを報じた。国論を二分する中絶の権利に関し、最高裁の文書が漏れる異例の事態で、最高裁側は「不注意だった」と不手際を認めた。
最高裁判決は判事9人のうち6人の多数派意見。医師が緊急性があると判断した場合、手術を認めるべきだとした。