ウェグマンズ、マンハッタンに2号店
日本食レストラン開業、来年に先送り
大手スーパー、ウェグマンズがアップタウンにマンハッタン2号店をオープンする。6月24日、イーターが伝えた。
住所は、ブロードウェー1932番地。ブロードウェーの64丁目と65丁目の間の経営破綻したベッド・バス・アンド・ビヨンドの店舗があったところで、現在改装中だ。広さは5万8000平方フィート。アスター・プレイス店の8万7000平方フィート、ブルックリン・ネービーヤード店の7万4000平方フィートと比べると手狭だ。
リース契約時には、ウェグマンズの報道担当者が「将来のための投資」とだけ説明しており、どう利用するかが注目されていた。ビルのオーナー、グレンウッド・マネージメントのゲーリー・ジェイコブ副社長は「寿司を含めた大規模なスーパーになる」と話している。
一方、アスター・プレイスの1号店に関し、ウェグマンズはシャンパン、牡蠣、寿司などを提供する日本食レストラン「ネクスト・ドア」のオープンを来年に先送りすることにした。理由として「内装とメニューの大幅変更」を挙げている。
同店舗内の鮮魚コーナー「Sakanaya」を巡っては、イーストビレッジの人気寿司店「Osakana」のオーナー、原田雄次氏が企業情報等を盗んだとして訴訟を起こしている。Sakanayaの販売方法がOsakanaのそれに「驚くほど酷似して、混乱を起こしている」というのが原田氏の主張だ。
これに対し、ウェグマンズの報道担当者は「最も新鮮で最高品質の魚介類を提供するのが使命」と説明。「訴訟が起きているのは認識しているが、意味がないものと確信している」と語っている。
ウェグマンズは1916年、ニューヨーク州ローチェスターで創業。4年前、ネイビー・ヤードに開店してニューヨーク市進出を果たした。昨年10月にはアスター・プレイス店をオープンしている。近々、サフォーク郡にも出店する予定。ニュージャージー州、マサチューセッツ州、ノースカロライナ州などでも店舗を展開している。