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共同通信
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上川陽子外相は2日、スリランカのサブリ外相と東京都内で会談し、同国による、日本を含む債権国との債務再編に向けた協定署名を評価した。スリランカは中国などから借り入れた多額の資金返済に窮し、2022年に事実上のデフォルト(債務不履行)状態に陥った。両氏は、人材育成支援の協力も確認した。
スリランカがインド洋のシーレーン(海上交通路)の要衝に当たることを踏まえ「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、海洋分野での協力を一層強化する方針も申し合わせた。
サブリ氏は会談後の共同記者発表で、債務再編や財政再建への支援に感謝を表明し、日本からの投資に期待を示した。