仲間との絆を深めた
フロストバレー宿泊学習
ニューヨーク日本人学校
ニューヨーク日本人学校(コネチカット州、岡田雅彦校長)では、5年生11名、6年生9名が5日から7日の間、ニューヨーク州フロストバレーにて2泊3日の宿泊学習を行った。
一日目は、「チームビルディング」を行った。課題を達成するために、皆で話し合いながら取り組み、課題をクリアした時は、みんなで喜び合った。その後、「ハーフデイハイク」で滝を見に行った。途中、野生のビーバーと出会い、間近で観察することができた。夜は「キャンプファイヤー」を行った。燃え上がる火をみんなで囲んで、歌い、踊り、ゲームをして仲間との絆をより深める夜となった。
2日目午前中は、「ポンドスタディ」と「ファイヤービルディング」を行った。池に住む生き物を観察したり、自分たちで薪を拾って火起こし体験をしたりして、飯盒でご飯を炊いて昼食時に味わった。自分たちで付けた火で炊いたご飯は格別のようで、子供たちからは笑みがこぼれていた。
午後は「カヌー」と「クライミング」「キャンドル作り」を行った。どの活動も最初は、思い通りにならないもどかしさがあったが、慣れてくると「もっとやりたい」と声が聞こえ、時間が足りないほどだった。子供たちは苦労の末に、仲間との共同作業で課題を乗り越えたことで、達成感を味わっていた。夕食後はTシャツを染める「タイダイ」を行った。子供たちは思い出の品にしようと、色とりどりの染料で思い思いに縛ったTシャツを染める体験を行った。その後ロッジに戻り、係を中心にレクリエーションをして楽しんだ。
3日目は「フライングスクアレル」を行った。ロープを引っ張ってくれる仲間を信じ、身を任せて空高く舞い上がった後、高いところから見える景色に感動していた。また、出発式や帰校式、お礼の会などを通じて、仲間との思いを一つにし、礼儀正しく行動することも学習することができた。宿泊学習を通して、時間を守って行動したり、自分たちでしおりを見て確認し、声をかけあって行動したり、生活の中で自然と助け合う場面が増えてきた。「楽しかったね」「もっとここにいたいね」と楽しそうに話す姿が見られ、心身ともに成長ができ、充実感を味わう3日間となった。まさに「規則正しく、協力し、心から自然を楽しむ~Collaboration~」という子供たちが立てた目標を達成し、最高の思い出を作った宿泊学習であった。(記事、写真提供:NY日本人学校)