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共同通信
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【プノンペン共同】中国外務省の副報道局長として「戦狼外交」と呼ばれる中国の強硬な外交を担ってきた汪文斌氏は5日、駐カンボジア大使を務める同国に到着し、記者会見で「両国関係を強化する」と語った。中国傾斜を強めるカンボジアから東南アジアへの情報発信を強化し、地域に対する中国の影響力を強める構えだ。
王氏は空港で出迎えた両国の報道陣らに手を合わせてほほ笑み、友好ムードを演出。会見場に入ると、身ぶり手ぶりを交えて両国の友情は「鉄壁」で国際協力の模範だとたたえた。質疑には応じなかった。
中国の支援で拡張工事が進むカンボジア南西部のリアム海軍基地は、中国軍の拠点になる可能性が指摘されている。