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共同通信
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米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する市民らが、埋め立て工事現場に隣接する米軍キャンプ・シュワブのゲート前で座り込みを始めてから7日で10年となるのを前に、移設計画への反対を訴える集会が6日、ゲート前で開かれた。参加者からは相次ぐ米兵による性的暴行事件に対し「許さない」などと激しい抗議の声が上がった。
午前10時40分ごろ、参加者らはゲート近くで「辺野古に基地はいらない」「人権じゅうりん、性暴力許さないぞ」とシュプレヒコール。シュワブのフェンスを囲むように「人間の鎖」をつくった。
周辺には「少女の尊厳を踏みにじるな」「米兵の事件を許さない」といったプラカードが掲げられた。
座り込みは2014年7月1日、政府が移設に向けたシュワブ内の建物解体に着手し、反発する市民らが同7日、工事車両の通行を阻止しようと始めた。集会は、移設に反対する政党や団体でつくる「オール沖縄会議」が主催。
防衛省沖縄防衛局は先月18日、8月1日以降に大浦湾側の本格工事を始めると県に通告した。