脱北者「勉強できる、夢のよう」

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共同通信
公開座談会で証言する金日奕さん(手前)ら北朝鮮から逃れた人たち=5日夜、大阪市

 人権弾圧や生活苦を理由に北朝鮮から逃れた男女4人による公開座談会が5日、大阪市内で開かれた。いずれも日本での講演は初めて。当局による弾圧や飢えが当たり前だったとして「勉強できることさえ夢のようだ」と語った。脱北者や離散家族を支援する日韓の人権団体が共催した。

 4人は20~30代で2011~15年に脱北。現在は会社員や学生として韓国で暮らす。幼少期には配給制度が崩れていたため「チャンマダン(自由市場)世代」と呼ばれる。韓国から風船などで運ばれてきたCDやDVDで、日常的に海外文化に触れていたという。