ホットドッグ早食い大会、須藤さん優勝
2位、えびまよさんとともに自己新記録
独立記念日恒例の「ネイサンズ・フェイマス・ ホットドッグ早食い大会」が今年もブルックリン・ コニーアイランドで開催された。女性部門では須藤美貴さん( 38)が10分間で51個を平らげて新記録を樹立。 10回目の優勝を果たした。4日、ニューヨークポストが伝えた。
昨年に続き、 ピンク色のチャンピオンベルトを手にした須藤さんは「 50個の大台を超えるのは女性にとって大きな一里塚」と指摘。「 私が実現できたのはとてもうれしい」と続けた。 女性部門の参加者は14人。日本から加わった海老原まよいさん( 28)が37個食べて2位、アリゾナ州出身のミッシェル・ レスコさん(40)が23.5個で3位となった。
須藤さんはフロリダ州在住。歯科衛生士になる勉強をしている。 2014年に初めて参加して以来、 妊娠で休んだ21年を除いて毎年優勝。昨年は39. 5個のホットドッグを制覇した。 須藤さんのこれまでの自己ベストは20年に打ち立てた48. 5個だった。
男性部門は、シカゴ出身のパトリック・ベルトレッティさん( 26)が58個を食べて優勝。これまで16回優勝したジョーイ・ チェスナットさんはネイサンズのライバル、植物由来の「 インポッシブル・フーズ」 と契約したために出場が認められなかった。 ブルックリン出身のシューマー連邦上院多数派院内総務は、「 飲み込むことがインポッシブルなニュース」と皮肉っている。
同早食い大会は、1916年から続くとされる夏の風物詩。 チェスナットさんが62個を食べて優勝した昨年の2位はジェフリ ー・エスパーさんの49個。 今年の須藤さんはそれを超える快挙で、 男性チャンピオンを抜く勢いだった。
なお、チェスナットさんはレイバーデーの9月2日、6年連続して優勝した小林尊さんとホットドッグ早食いで対決し、ネットフリックスが配信することが決まっている。引退を口にした小林さんは「(引退を)実行するのは最後にチェスナットさんを打倒してから」としている。