「自由でも公正でもない」

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共同通信
星条旗

 【ワシントン共同】米国務省の報道担当者は6日、改革派ペゼシュキアン元保健相が当選したイラン大統領選について「自由でも公正でもなかった。かなりの数のイラン国民が参加しないことを選んだ」と批判した。「イランの行動に対する懸念は変わらない」とし、制裁を科すなど強硬な対イラン政策に変更はないと強調した。

 報道担当者は「今回の選挙が、イランの方針転換や人権尊重につながるとは期待していない」とし、決定権は最高指導者ハメネイ師にあると指摘した。一方で「米国の利益につながるなら、外交に力を尽くす」とした。