タイムズスクエアの生活の質改善 市の複数機関が共同で取り組み

 

タイムズスクエアの生活の質改善
市の複数機関が共同で取り組み
 

20以上の機関が共同でタイムズスクエアの環境改善に取り組んでいる(photo by Unsplash)

 

ニューヨーク市では、複数の機関が共同で、タイムズスクエアの環境改善に取り組んでいる。ニューヨーク・タイムズが4日、報じた。凶悪な暴行・殺人事件が紙面を飾る一方、タイムズスクエア周辺では、主要犯罪の大半は減少している。ただ、ヘロイン常用者が歩道で薬物を摂取、精神障害者が路上で叫び、ホームレスがまん延するなど、生活の質が著しく低下している。

アダムズ市長とマンハッタン区のブラッグ地区検事は先週、違法な大麻販売店や万引き、麻薬使用者などの問題に協力して取り組んでいることを発表。新たに設立された「ミッドタウン地域改善連合」は、地区検事局、警察、消防局、市長の地域精神衛生局、ホームレス・サービス局など20以上の機関の職員が近隣を巡回し、問題に対処する為に事業主や住民から話を聞いて、社会的弱者を支援につなげるために活動している。

市警(NYPD)は、タイムズスクエアおよび、ペン・ステーションとポート・オーソリティーを結ぶ8番街沿いで警官を増員。また、タイムズスクエア・アライアンスは、ホームレス問題、精神衛生問題、薬物使用を減らすため「コミュニティ・ファースト」と呼ばれる別のプログラムに他の組織とともに参加している。タイムズスクエアを訪れる人は現在、1日平均約2428万人とパンデミック前を大きく下回っている。
 
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