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共同通信
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自民党は10日午前、国防部会と安全保障調査会の合同会議を党本部で開いた。防衛省幹部らが出席。海上自衛隊の潜水艦修理契約に絡み、川崎重工業が裏金を捻出し、乗員に金品などを提供していたとされる問題について報告する。
捻出された金額は少なくとも十数億円に上るとみられる。乗員と同社社員の飲食代に充てられたほか、商品券や生活用品などを購入し、乗員に提供した疑いがある。
木原稔防衛相は5日、契約の適正性などを調べるため、防衛監察本部による「特別防衛監察」を実施すると表明した。
安保調査会の小野寺五典会長は「しっかりうみを出し切って、精強な自衛隊として生まれ変わるよう期待する」と述べた。