シティバイク、使用料20%値上げ
ニューヨーク市内のみ、会員非会員とも
ニューヨーク市内5区とニュージャージー州で、3万台以上のレンタル自転車を提供する自転車シェアシステム「シティバイク」は10日、レンタル料金を20%値上げする。引き上げの対象は、ニューヨーク市内のみで、ニュージャージー州での利用には影響しない。同システムは、今月初めに値上げを発表していた。
シティバイクやリフト・ピンク・オール・アクセスの年間会員のクラシック、eバイクのレンタル料金は1分あたり20セントから24セントに、非会員の1回レンタルの料金は1分あたり30セントから36セントに上がる。シティバイクを運営する「リフト(Lyft)」は、今回の値上げの理由を「バッテリーの交換や保険、自転車のメンテナンスにかかる費用が予想以上に高騰し、運営に予想以上のコストがかかるため」としている。
これに対し、利用者からは「自分の自転車を買った方が得な気がする」や「仕組みや品質の割には高すぎる」とする声が挙がる。ニュースサイト「ヘルゲート」によると、シティバイクと市との協定により、年末までにさらに20%引き上げられる可能性がある。来年からは前年のインフレ率に基づき、5%程度の値上げ上限が設けられる可能性があるという。(7日、ニューヨークポスト)
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