大統領選で「電撃予備選」案

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共同通信
テイラー・スウィフトさん(ロイター=共同)、オプラ・ウィンフリーさん(ゲッティ=共同)

 【ロサンゼルス共同】米民主党のバイデン大統領(81)に対する高齢不安が収まらない中、大統領選で新たな候補を選ぶために「電撃予備選」を実施する案を有力党員が唱えている。有権者の関心を引くため、新たな候補による討論会の進行役に人気歌手テイラー・スウィフトさんらセレブを起用する構想だ。

 米メディアによると、オバマ、クリントン両政権で働いたジョージタウン大のローザ・ブルックス氏らが提案。バイデン氏が選挙から手を引けば「権力にしがみつく80代」ではなく「英雄」になれると訴えている。

 構想では、7月中旬にバイデン氏が演説で撤退を表明し、数日後に党の候補を6人に絞り込む。討論会も開き、進行役としてスウィフトさんや、人気司会者オプラ・ウィンフリーさんらの名前を挙げている。

 今月2日以降、バイデン陣営関係者や有力献金者らに提案文書を送った。ブルックス氏は、実行可能な案だとの受け止めが広がっていると手応えを感じているという。

 民主党は、大統領候補を正式に指名する大会を8月19~22日に開く。