バンス氏起用に割れる評価

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共同通信
15日、米共和党大会の会場に到着したバンス上院議員=ウィスコンシン州ミルウォーキー(AP=共同)

 【ミルウォーキー共同】米共和党の副大統領候補にバンス上院議員(39)が選ばれた。ウィスコンシン州ミルウォーキーの党大会会場では15日、肯定的な意見が多く出た一方、11月の大統領選での勝利に向けて支持基盤拡大につながるのか疑問視する代議員もいた。

 メーン州のグレッグ・マーシュさん(61)は、バンス氏が共和、民主両党の勢力が拮抗するオハイオ州の選出であることを評価。オハイオと隣接し、ともに激戦州のミシガンとペンシルベニアで「支持獲得につながるはずだ」と期待した。

 バンス氏は政治経験の少なさを指摘されるが、ワシントン州のホセイン・コラムさん(63)は「トランプ氏も大統領になる前は政治経験が全くなかった。バンス氏も問題ない」と指摘した。

 バンス氏の主張はトランプ氏と似通い、支持基盤も大差ない。コネティカット州のジム・ウォルシュさん(60)は「トランプ氏とは違う視点を持つ候補を選び、より幅広い支持を得られるようにすべきだった」と吐露。穏健派に人気が高いヘイリー元国連大使を選べば「ホームランだったのに」と語った。