疑惑の音声データ、百条委が協議

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共同通信
兵庫県庁で記者会見する斎藤元彦知事=16日午後

 斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた元県西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題で、県議会の百条委員会は16日の理事会で、男性が残していた疑惑に関連した知事発言の音声データについて扱いを協議した。一方、斎藤氏は定例記者会見で辞職を重ねて否定した。

 関係者によると音声データは、告発文書で指摘された「知事のおねだり体質」に関連したものとみられ、公務中の斎藤氏が関係者に特産品のワインをねだるようなやりとりが録音されていた。男性は他に百条委で読み上げる予定の陳述書や「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージも残し、遺族が議会に提出していた。