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共同通信
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【ロンドン共同】英国のチャールズ国王は17日、議会開会に合わせ、政府の施政方針演説を読み上げた。「英国再建」を掲げ、4日の総選挙で14年ぶりの政権交代を果たしたスターマー労働党政権が導入を目指す約35の法案の概要が示される。
報道によると、演説は経済回復に重点を置き、雇用拡大や長期的な都市計画について触れる。不法移民対策のほか、クリーンエネルギー政策実現に向けた電力公社の設立、鉄道国有化についても言及する見通し。
また、教育改革やAIに関する規制方針が示される予定。
英国では16世紀ごろから政府が用意した演説内容を君主が読み上げ、議会の新会期を迎えるのが慣例となっている。