選挙運動の警護「危険度増す」

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共同通信
定例記者会見で国内の警護について述べる警察庁の露木康浩長官=18日午前、警察庁

 警察庁の露木康浩長官は18日の定例記者会見で、トランプ前米大統領が大統領選に向けた集会で演説中に銃撃された事件を巡り「選挙運動に伴う警護は、通常の警護に比べて格段に危険度が増すという現実を改めて突きつけられた」と述べた。警察庁は事件後、全国の都道府県警に要人警護の強化を指示している。

 露木氏は、安倍元首相が参院選の応援演説中に射殺された事件以後、抜本的な警護強化に取り組んできたと説明。トランプ氏の事件について「会場外の高所から銃撃された。日本でも起きないとは限らない」と指摘した。その上で、聴衆エリア外の警戒を強化し、演説会場は屋内を優先的に選ぶよう主催者に働きかけるとした。