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NYで、五輪が開かれないワケ 会場新設に伴う費用などがネック

Olympic Torch Tower of the Los Angeles Coliseum on the day of the opening ceremonies of the 1984 Summer Olympics.
NYで、五輪が開かれないワケ
会場新設に伴う費用などがネック

4年に一度の祭典、パリ五輪の開幕が迫ってきた。ロンドンや東京、ベルリン、北京など世界の大都市は軒並み開催してきたものの、ニューヨーク市は一度も実施していない。招致レースに乗り出した2012年大会は、強力なロビー活動を展開したロンドンに敗れた。交通機関や開催会場などのインフラを整えていたロンドンに対し、会場の新設が必要だった。開催決定時の2005年には、同時多発テロを巡る治安面での懸念が指摘されたほか、五輪開催による都市力向上も不要だった。ただ、招致表明に伴う計画に沿って、ハドソン・ヤードの再開発や地下鉄7番線延伸は実現した。
現状を踏まえると、ニューヨークが招致に乗り出す可能性は低い。2032年のブリスベンに次ぐ2036年には、ブダペストやイスタンブール、サンティアゴなど未開催国が立候補済み。インフラ新設で費用発生が伴うニューヨークは、賛否が割れるだろう。
全米で初めて開かれた五輪は、1904年のセントルイス夏季大会。次回開催のロサンゼルスは、1932年、1984年に次ぐ3度目だ。1996年はアトランタで実施された。冬季大会は、ニューヨーク州北東部の レークプラシッドで1932年、1980年に2度開催。1960年のカリフォルニア州スコーバレー、2002年のソルトレイクシティと合わせて、これまで計8回開催した。(17日、シークレットNYC)
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