大きく成長した2週間
ニューヨーク育英学園

ニューヨーク育英学園(ニュージャージー州イングルウッド・クリフス、笠間将平 総合ディレクター)では現在サマースクールが大盛況だ。プログラムの一つであるキャンプ@Lake Greeley(中西 陵ディレクター)が無事に終了し、小学生14名が、6月23日から7月7日まで、ペンシルベニア州にある美しいレイクグリーリーキャンプ場で2週間の宿泊キャンプを楽しんだ。
このキャンプは50年以上の歴史を誇り、ニューヨーク育英学園が利用して今年で29年目。キャンパーおよびカウンセラーは、アメリカ国内だけでなく、ヨーロッパや南米など世界中から集まる。同学園の教員2名がバイリンガルカウンセラーとして同行し、日本語と英語でサポートしながら充実したキャンプ生活を提供するので安心だ。
育英学園独自の日本関連イベントも豊富で、アメリカにいながら日本語と英語の両方に浸り、日本式の指導を受けられるのも大きな魅力。
今年で2回目の参加となる平岡海樹さんは、「このキャンプでは初めて行うアクティビティでも丁寧に教えてもらえ、自分の好きなものはさらに技術を向上させることができる。特にサッカーが一番好きで、2週間のうちにたくさん友達が増え、英語でのやり取りができるようになるのも魅力の一つ」と満足そうに話していた。現地のサマーキャンプでは英語に不安を感じる人も、育英学園のこのサマーキャンプなら日本語でもサポートしてもらえるので英語を学びたい人にも最適だ。
3年連続で参加している長島麗奈さんは、「2週間、お友達と一緒に過ごせるのは最高。空中ブランコやアーチェリーなど、普段は絶対にできない新鮮な経験ができて毎年とても楽しい。高校生になったら、ボランティアとして戻ってきたい」と語っていた。
毎年、多くの挑戦や感動が生まれるこのキャンプ場。広大な敷地にはプール、サッカー場、野球場、テニスコート、劇場、アーチェリー場、空中ブランコ、乗馬など多彩な施設が完備。約60種類のアクティビティが専門のカウンセラーの指導のもとで行われる。育英オリジナルの味噌汁パーティーやそうめんパーティー、野外炊事のカレー作りやスイカ割りも子どもたちに大人気。これらの活動や、親元を離れ自分たちだけで過ごす日々を通して、子どもたちは大きな自信を持ち、たくましく成長する。
共同生活では、自立することが求められ、他者への配慮も必要となる。問題が起こるとみんなで話し合い、解決に向けて行動する力も身に付ける。最初は緊張して参加するが、2週間も経つと第二の家族のような存在に変わっていった。普段はなかなか経験できない体験を重ねることで、身も心も大きく成長したようだ。
同学園では、毎年2月頃にサマースクールの募集を開始予定。子どもたちにとって、友情を深めるとともに、大自然の中でたくましく成長する育英サマースクールで、ぜひ忘れられない夏を過ごしてほしいと願う。(記事、写真提供:ニューヨーク育英学園)

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