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共同通信
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【ワシントン共同】米大統領警護隊(シークレットサービス)トップのチートル氏は22日、下院監視・説明責任委員会の公聴会で証言し、トランプ前大統領の暗殺未遂事件を防げなかったのは「過去数十年で最も重大な失敗だった」と述べた。共和、民主両党の議員は警護隊の失態だとして厳しく追及し、辞任を求めたが、同氏は拒否した。
13日の事件後、チートル氏が議会公聴会で証言したのは初めて。事件前、警護隊に対し、不審な人物がいるとの通知が複数回あったほか、トーマス・クルックス容疑者(20)が潜んでいた会場近くの建物の屋根が警備の穴になる可能性も認識していたと明らかにした。
チートル氏は「警護隊に課された任務は米国の指導者を守ることだ。われわれは失敗した」として全ての責任を負うと述べた。同委員会のコマー委員長らの辞任要求に対して、チートル氏は「警護隊を指揮するのは自分が最もふさわしい」として拒否し、再発防止に努める考えを示した。
大統領が銃撃を受けたのは1981年のレーガン氏以来。レーガン氏は、手術を受け奇跡的に一命を取り留めた。