第10回 植村花菜のNY子育て日記 深夜到着便の試練 9歳と0歳児を連れて

 

第10回 植村花菜のNY子育て日記

深夜到着便の試練 9歳と0歳児を連れて

 

ブルックリンで買った一つ6.75ドルのドーナツ(高すぎる笑!)

6月中旬、日本での仕事を終えてやっとNYに帰って来たと思いきや、たった三週間のNY生活を経てまたお仕事で日本へ一時帰国。今回は今春同様、一人で息子と娘を連れてのフライト。娘が生まれてから既に3度目の帰国になるので、ぼちぼち慣れたもんかしらとたかを括っていたら、なんと搭乗予定の飛行機が10時間も遅れるというハプニング!  

幸いなことに、飛行機の遅延は前日にわかっていたので、空港で10時間待ちぼうけということにはなりませんでしたが、午後出発のフライトが深夜便に変わった影響で、本来午後4:30に羽田に着く便が翌日の深夜2:30到着になり、当然大阪までの乗り継ぎ便がないので数時間羽田で待つことに。9歳の息子はまだしも、0歳児を連れて4、5時間何もない空港で待つのはさすがに厳しすぎる!!!ということで、急遽羽田空港でほんの数時間滞在するためにホテルを取りました。  

なんとかゆっくり出来る場所を確保したけれど、本来ならば入国した後すぐに乗り継ぎカウンターで預けるはずの大荷物を子供二人を連れてホテルまで運び、深夜便のおかげでたくさん眠り元気爆発ではしゃぐ子供たちをなんとかまた寝かしつけ、数時間後にはチェックアウトして大阪に向かう飛行機に乗りました。8年近くNYに住んでいてこんなことは初めて!自分一人ならどうとでもなりますが、よりにもよって子供二人(しかも一人は0歳児!)と一緒の時にこんなハプニングに見舞われるとは・・・。そんなわけで、今回はなかなかハードな帰国となりました〜笑。

帰国前プロスペクトパークで撮った写真。あっという間に娘は8カ月になりました!

それでも、無事に帰国できたこと、地元関西へ帰って来られたこと、それだけでも有難い!大変な空の旅にはなりましたが、誰も体調や機嫌を崩すことなく、みんな元気でいられたこと、そして帰国翌日も早速お仕事で無事に演奏することが出来たことに感謝。とはいえ、こういう時は特に「子育てしながら働くってホンマに大変やなぁ〜」とつくづく思います笑。毎日体力勝負ですが、この夏も日本の暑さに溶けることなく、子育て、お仕事共に楽しみたいと思います!

Shintaro Ueyama
Photo:Shintaro Ueyama

シンガーソングライターの植村花菜です。2016年に渡米し、夫、9歳の息子とニューヨークで暮らしています。23年11月に第二子を出産。NY生活や子育てに関するエッセーを綴っていきます。

公式サイト: http://ka-na.us
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