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万引き発生率、パンデミック前に戻る
2024年に入ってから、24%急増

全米で今年に入ってから、殺人など多くの主要犯罪がパンデミック前の水準まで減少しているにもかかわらず、万引きが急増している。刑事司法評議会(CCJ)が25日に発表した犯罪報告書によると、2024年上半期の万引きの発生率は前年同期比で平均24%上昇していた。
同報告書は全米23都市の犯罪統計を分析したもの。22年頃にパンデミックから脱却し始めて以来、万引きは着実に増加傾向にある。19年から20年にかけては、約15%減少し、21年まで減少が続いたが、23年にかけて上昇に転じた。それでも、パンデミック前の19年の水準より、約10%低いままだった。しかし、24年に入り24%急増した後、万引きの発生率はパンデミック前の水準よりもさらに約10%高くなった。
暴徒化した集団が店舗を占拠し、一度に大量の商品を大胆に奪う「スマッシュ・アンド・グラブ」などの動画がネット上で拡散されたことで、万引きは大きな注目を集めている。この問題は全米に蔓延しており、ドラッグストアや大型店舗では、窃盗を抑制するために通路をバリアで封鎖するなどの対策を講じている。CCJのシニア・リサーチャーは、万引きへの注目が高まったことで、被害を届ける店が増えたことが、万引き急増の一因であると指摘している。(25日、ニューヨークポスト)
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