Published by
共同通信
共同通信
【イスラマバード共同】在パキスタン日本大使館によると、パキスタンにある世界第2の高峰K2(8611メートル)で27日、30代と40代の日本人男性2人が滑落した。登山用品販売の石井スポーツは28日までに、滑落した2人は、いずれも同社所属の山岳カメラマンでクライマーの平出和也さん(45)と中島健郎さん(39)だと明らかにした。安否は不明としている。
地元メディアによると、2人は標高7500メートル付近で滑落した。パキスタン軍のヘリコプターは2人を発見したが着陸できず、石井スポーツによると地上からの救出を試みている。
パキスタンでは日本人の山岳事故が相次いでいる。カラコルム山脈に位置するスパンティーク(7027メートル)では、6月に山岳ガイドの平岡竜石さん(55)=本籍・山梨県=と田口篤志さん(36)=同・東京都=が遭難し、平岡さんの遺体が収容され田口さんは行方不明となった。
今月もスパンティークで長野県松本市の大西浩さん(64)がクレバス(雪や氷の割れ目)に転落し死亡した。