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共同通信
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松山市の松山城山麓で3人が死亡した土砂崩れを巡り、地盤工学や歴史学の専門家による愛媛大のチームが28日、現地の調査結果を大学関係者らに報告した。現場付近から江戸時代に作られた砂防設備とみられる石積みが見つかったとし、当時から地盤の脆弱さや土砂災害の恐れが認識されていたとの見方を示した。
報告した胡光教授(日本史)は、石積みは比較的小さかったとして「大規模な土砂崩れは予想されていなかったが、江戸時代にも小規模の土砂崩れが起きていた可能性がある」と説明した。
現場周辺は土砂災害警戒区域の指定地域と指定外地域が混在していた。