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今年1~6月の半年、ニューヨーク市内で127人が交通事故で死亡したことが、非営利団体「トランスポーテーション・オルタナティブ」がこのほど発表したデータで分かった。市が2014年に、交通事故による死傷者をなくすための取り組み「ビジョン・ゼロ」を始めて以来、最多となった。
入手可能な最も新しいデータによると、市警(NYPD)は今年5月までに、市全体で計29万件強の交通違反を取り締まった。これは、23年同時期の31万5千件強や、パンデミック前の19年同時期の約46万件から減少している。交通違反の検挙数は激減しているにもかかわらず、交通事故による死者数が増えている原因は不明だ。
交通違反には、スピード違反、歩行者に道を譲らない、携帯電話の使用、シートベルトの着用などの違反が含まれる。とりわけ、スピード違反は交通死亡事故の主な原因であり、死亡事故の約3分の1がスピード違反に関連している。市では昨年、赤信号を無視したドライバーによる交通事故が多発し、その犠牲となった死者数は過去最高に上った。市の交通量は2年連続で世界最悪を記録しているが、交通死亡事故増加の一因として、単純に車両が多すぎることも考えられるという。(26日、パッチ)
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