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共同通信
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【ベルリン共同】第2次大戦末期の1944年、ポーランド・ワルシャワで抵抗組織や市民がナチス・ドイツの占領に対抗した「ワルシャワ蜂起」開始から8月1日で80年となるのを前に、犠牲者追悼の式典が7月31日、ワルシャワで開かれた。ドイツのシュタインマイヤー大統領が出席し「許しを請う」と述べ、「二度とあってはならない」と誓った。
蜂起はドイツ軍によって60日余りで鎮圧された。市民ら約20万人が犠牲となり、報復として市の大半が破壊された。
ドイツ大統領の追悼式典への出席は1994年以来。シュタインマイヤー氏は、蜂起に参加した生存者らを前に「私たちドイツ人は隣国にもたらした計り知れない苦しみを決して忘れてはならない」と述べた。
ワルシャワ蜂起博物館によると、残る生存者は約400人。ワルシャワでは記憶を後世に伝える取り組みが盛んに行われているという。
蜂起は44年8月1日午後5時に始まり、貧弱な武器でドイツ軍に立ち向かった。鎮圧後、ドイツは市民ら約50万人を追放し、アウシュビッツ強制収容所などに送った。