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共同通信
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平和な世界を願って20年以上折り鶴を作り続ける長崎県五島市の藤原良子さん(86)が、今年も1年間で約1万羽を完成させ、核兵器廃絶に向けて活動する「高校生平和大使」らに手渡した。「戦争が絶えないが、仲良く話し合いで解決する世の中になってほしい」と希望を込めた。
高校生4人が7月31日、藤原さん宅を訪れ、千羽鶴の束10本を受け取った。8月、核廃絶署名の提出でスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問する際に届ける予定だ。
藤原さんは現在の新上五島町生まれで、学徒動員で長崎市にいて原爆に被爆した姉(故人)を持つ。1人でもできる平和活動として2000年ごろから折り始め、これまで30万羽以上を平和大使に託したという。