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共同通信
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【ワシントン共同】米民主党のカマラ・ハリス副大統領(59)は6日、大統領選を共に戦う副大統領候補に中西部ミネソタ州のティム・ワルツ知事(60)を選んだ。穏健派からも支持を集めるベテラン政治家で、ハリス氏は実務的な伴走者と共に共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)と対決する。
共和党はトランプ氏とJ・D・バンス上院議員(40)を正副大統領に指名しており、11月5日の投開票に向け、選挙戦の構図が決まった。ハリス陣営は、再選を断念したジョー・バイデン大統領(81)のリベラルな政策や国際協調の路線を継承する構えだ。
ワルツ氏はトランプ氏やバンス氏を「奇妙な人たち」と呼んで注目を集めたが、全米での知名度は低い。一方、連邦下院議員を12年務め、国政経験が豊富だ。
西部カリフォルニア州出身で中西部に足場がないハリス氏はワルツ氏の起用で、ミネソタに隣接するウィスコンシンや、同じ中西部のミシガンを含む激戦州で中間層へのアピールを期待する。
ハリス氏は、世論調査でトランプ氏を追い上げている。